【プレスリリース】40歳以下の肺腺がんの発症にBRCA2やTP53遺伝子の遺伝的要因が関与することを証明
本学大学院医学系研究科は、国立研究開発法人国立がん研究センターを中心とする全国8施設からなる研究グループとの共同研究により、日本人の肺腺がんについて大規模解析を行った結果、40歳以下の肺腺がんの発症に遺伝的要因がに関わっていることを明らかにしました。
本研究成果は、2025 年6月15日(米国東部時間)付で、国際学術誌「Journal of Thoracic Oncology」に掲載されました。
本研究成果により、若年で発症する肺腺がんの予防医療や早期発見につながることが期待されます。
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 革新的がん医療実用化研究事業?次世代がん医療加速化研究事業、日本学術振興会(JSPS) 科学研究費助成事業、内閣府科学技術?イノベーション推進事務局 研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)などの支援を受け行われました。
また、今回の研究では、NCCバイオバンク、Bio Bank Japan、NCBNなどのバイオバンクやコンソーシアムに参加する病院の患者さんの試料?情報を活用することで、大規模な解析を行い、若年発症肺腺がんではBRCA2やTP53遺伝子の病的バリアントが有力な危険因子となることを示すことができました。
今回の研究に試料提供を頂きました肺がん患者さんやバイオバンク事業に関わるNCCバイオバンク関係者、がんに罹られていない協力者やNCBN(ナショナルセンターバイオバンクネットワーク)、バイオバンクジャパンの関係者など、多くの皆様に深く感謝いたします。
プレスリリース
40歳以下の肺腺がんの発症に BRCA2やTP53遺伝子の遺伝的要因が関与することを証明
-大規模遺伝子解析により日本人症例を解析-
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